善知鳥神社

#街なかにある別世界 #棟方志功ゆかりの地

青森市 歴史・文学・神社仏閣

現在の青森市は、かつて善知鳥村(うとうむら)と呼ばれていたのはご存知ですか?「青森市発祥の地」といわれる善知鳥神社。

海の神、航海安全の神として知られる宗像三女神を主祭神として祀っており、青森総鎮守の社であり、家内安全・交通安全・商売繁盛の神として、今も昔もこの地の人々の厚い信仰を集めています。

拝殿奥には、水の神様である龍神からの湧水が流れており、神聖さを感じられます。海や水に関係する仕事や商売をしている人が、その繁栄、安全、そして災いを除く事を目的として、ここから湧き出る水を取り、蒔いたり、飲用する信仰が受け継がれています。

大同2年(807)、坂上田村麿により再建。境内には、かつて大きな湖沼だった名残の沼があり、街なかに居ながら鯉やカモ、カメなどの生き物たちが悠々と過ごす、時が止まったような風景が見られます。


また、善知鳥神社は版画家 棟方志功のゆかりの地でもあります。生家が向かいにあったため、子供の頃の格好の遊び場であり、青年になってからはよくここでスケッチをしていたそうです。結婚式をあげたのも、幼少期から慣れ親しんだ善知鳥神社でした。

スポット名 善知鳥神社
住所 青森県青森市安方2-7-18
電話番号 017-722-4843
営業時間 年中無休、24時間参拝可能
授与所は9:00〜17:00
公式サイト 善知鳥神社