国際芸術センター青森
#自然と芸術の調和
国際芸術センター青森(ACAC)は、青森公立大学に併設した、自然と芸術が調和した特別な場所です。
森に囲まれた敷地内で、アーティスト・イン・レジデンス(アーティストがその土地に一定期間滞在して作品制作を行うこと)、展覧会、教育普及を3つの柱として、現代芸術の多様なプログラムを発信するアートセンターです。
設計者は世界的な建築家、安藤忠雄で、建物全体を自然の中に埋没させる「見えない建築」をコンセプトに、2001年12月の開館に先駆け同年11月に建てられました。 カーブした壁、窓からの自然光が特徴で、宿泊棟・創作棟・展示棟と3つの建物と四季のアーケードは、機能を固定しない「がらんどう」の空間としてアーティストを刺激し、雪といった自然環境も含めて全体が展示空間となるよう意図されています。
国際芸術センター青森では、常設の展示室がなく、その代わりに、敷地内に彫刻などの野外作品が点在しています。 特に夕刻は、創作棟からは、森の中で落ちていく真っ赤な夕日が木漏れ日のように見え隠れして、凄みのある美しさです。
青森市中心部からはバスで30〜40分ほど。実は市民でも訪れたことがない人も多い穴場スポットなのですが、現代アートが好きな方には是非おすすめしたい場所です。日常から切り離されたような静かな森の中で、アートの世界を探索してみてください。