ネオ一平

#アートとテクノロジーと建築の交差点

八戸市 アート

「ネオ一平」は、青森県八戸市朔日町に位置するアートスペースで、元々は「食事処 一平」という和食店だった建物をリノベーションしたアートギャラリーです。

オーナーの高砂充希子さんは、東京藝術大学の建築学科を卒業後、アメリカでキャリアを積んで2021年に帰郷した建築家、アーティストです。高校生の頃から、「一度海外に出て、八戸に帰ってきて街を盛り上げたい」という想いを日記に書いているような女の子でした。現在は、VRの墓を使ったアートセラピー”Your Trip”の開発も手がけています。

この場所は、1階がギャラリー、2階はアーティスト・イン・レジデンスの拠点、3階が事務所という作りです。ここに滞在した国内外のアーティストによる作品展示やワークショップが行われているほか、ギャラリースペースでは、高砂さんのイラストレーション作品も常時、展示販売されています。

飾り障子や欄間などの伝統的な日本家屋のディテール、実家の鉄工所で作られた鉄製の家具、サンフランシスコのカラフルな建築、ヴィクトリアンハウスの水彩画、日記のようなZINE、 時代も国も人も、さまざまな要素が混じりあいながら、まさにアートとテクノロジーと建築の交差を感じられる空間です。

2024年6月に開かれたオープニングパーティーでは、「総合芸術を地方に」のコンセプトに賛同した、美術関係者、政治家、新聞社、地元の名士から、海外からのアーティストまで、約100名のゲストが集い、写真家、アンソニー・ホウの初回展示「イキガイへの道」が紹介されました。また、前日にはフードアーティストのプロデュースで地元食材を使った晩餐会も開催されました。 アートを通じた地方都市のコミュニティの活性化に貢献する場所なのです。

スポット名 ネオ一平
住所 青森県八戸市朔日町 23
営業時間 14:00ー18:00(月ー金)
12:00ー18:00(土・日)
公式サイト Neo Ippei