岩木山神社

#津軽人の心のよりどころ #春は桜の名所

弘前市 自然 歴史・文学・神社仏閣

津軽富士とも呼ばれる美しい岩木山のふもとにある神社。

岩木山神社は、昔から「お岩木さま」「お山」と親しんで呼ばれた、お山の神様。陸奥津軽の開拓の神、農海産物の守護神、また祖霊の座すところとして崇められてきた、津軽の人の生活と心のよりどころです。

今から約1200年前、宝亀11年(780)に社殿を山頂に創建したのが始まりといわれています。 鳥居から岩木山を見上げ、本殿まで続く一本の参道は、杉の木に囲まれた静かで厳かな雰囲気。道の真ん中は神様の通り道といわれているため、なるべく中央は空けて、右側を歩きましょう。

春は桜の名所でもあり、赤い鳥居にかかるソメイヨシノの美しさは特別です。 約300メートルほどの参道を進むと、階段を上ったところにある2体の狛犬が見えます。上向きの狛犬は金運、下向きの狛犬は恋愛運に御利益があるとされています。

何回かの焼失を経て、藩政時代に再建された社殿は重厚で「奥の日光」の名を取るほど秀麗です。 岩木山は「いわきさん」、岩木山神社は「いわきやまじんじゃ」と読みますが、なぜ読み方が違うのでしょう?

実は、山頂に社殿が建設された780年には、「山」という漢字に「さん」という読みがまだなかったためといわれています。

日常から少し離れて、四季それぞれに異なる岩木山の美しさを感じながら、参拝してみられてはいかがでしょうか。

国重要文化財:本殿、奥門、瑞垣、拝殿、中門、楼門

県重宝:釣燈籠、日本刀綱広、舞楽面、社務所

スポット名 岩木山神社
住所 〒036-1343 青森県弘前市百沢寺沢27
電話番号 0172832135
営業時間 24時間
公式サイト 岩木山神社