弘前城は、現存する日本最北端の天守で、国の重要文化財にも指定されています。

天守閣、5棟の城門・3棟の櫓は必見。下乗橋から見る天守も、朱塗りの欄干に天守閣が映えて美しいです。天守の三層目の屋根にある鯱（魚で頭部は虎）にもご注目ください。

1590（天正18）年に津軽統一を成し遂げた津軽為信によって築城が開始され、1611（慶長16）年に2代目信枚によって落成しました。弘前公園の桜は、世界一とも言われており、弘前の人々の誇りでもあります。

その理由のひとつに、りんご栽培が盛んな弘前市では、りんごの木を剪定する技術を応用して桜を美しく育てることができたからとも言われています。1715年に津軽藩士が25本の桜を京都から取り寄せたといわれ、現在はなんと約50種類、2600本程の桜が植えられています。

例年、4月下旬～5月上旬に開催される「弘前さくらまつり」には国内外から約200万人が訪れます。満開のピークを迎え桜が散り始めると、外濠では水面を桜の花びらが埋め尽くす「花筏（はないかだ）」が見られます。ピンク色の絨毯を敷いたような光景はまさに絶景。また、桜に囲まれた空がハートの形に見えるスポットも大変人気があります。

着物を着て写真を撮りたい時は、弘前公園すぐの場所にある「夢や」さんがおすすめ。


春だけでなく、10~11月の菊と紅葉まつり、2月の弘前城雪燈籠まつりといった四季折々のおまつりもぜひ楽しんでみてください。