仏ヶ浦

#まるで別世界へのタイムトリップ

佐井村 自然

海底火山の噴火と地層の隆起で生まれた凝灰岩、世にも珍しい形の巨岩が2kmに渡って連なる仏ヶ浦は、約2千万年前にできたとも言われています。

それぞれの岩は「如来の首」や「五百羅漢」、「一ツ仏」や「極楽浜」など、その地名の通り、仏にちなんだ名がつけられており、極楽浄土を思わせる世界。今にも恐竜が現れそうな、あるいはスターウォーズの撮影が始まりそうな感覚を味わうことができます。

時々岩の中腹の奇妙な場所に丸い綺麗な穴が空いていたり、野の花が咲いていたり、狭い隙間があったり、まるで雨宿りのための屋根のような形をしていたり、どうしてこの造形美が生まれたのか、気の遠くなるような時の流れに思いを馳せてしまいます。

海の透明度は非常に高く、上から覗くと魚の群れや雲丹の突起がはっきりと見えるほどです。
そんなエメラルドグリーンの澄んだ海と白い岩とのコントラストは、文豪・大町佳月によって「神のわざ 鬼の手づくり 仏宇陀(仏ヶ浦)人の世ならぬ処なりけり」と詠われた、まさに神秘の景色です。

仏ヶ浦へは遊歩道を歩いて行くこともできますが、標高差100mの急な坂道が続くため、船での観光がおすすめ。一瞬、元来た場所に帰れなくなるんじゃないかと思ってしまうような、パラレルワールドのような錯覚を味わえる絶景なのです。

スポット名 仏ヶ浦
住所 〒039-4712 青森県下北郡佐井村長後 縫道石国有林地内
電話番号 0175384515
営業時間 24時間
公式サイト 仏ヶ浦の見どころ