こもる 五所川原
#思索にふける宿 #旬のお料理も絶品
思索にふけるための宿。 太宰治の生家や夏の立佞武多で知られる青森県五所川原市に、2023年7月に生まれた、「こもる五所川原」は、 静寂の中で自分と向き合うための特別な空間を提供している宿です。
築60年の古民家をリノベーションしたもので、わずか5部屋の客室があり、それぞれが異なる趣のあるデザインとなっています。宿の敷地は約1000㎡に及び、四季折々の自然を感じながら、心静かな時間を過ごせる場所です。
単なるミニマリズムではない、考え抜かれた引き算。 豊かさと簡素さ、機能美と造形美、モダニズムと古典、 対比する2つの価値を内包する、日本の美意識を現代に再現しています。
そして食事がなにより美味しい。 土鍋で炊いたご飯をはじめとする、季節ごとの旬の食事、たとえば津軽の猪の鍋であったり、鴨鍋であったりも、何よりの贅沢であり、この宿に戻ってくる人が多い理由のひとつです。また飲み物はオールインクルーシブで、好きなものをいただくことができます。
「こもる五所川原」をプロデュースしたのは、五所川原市出身の香田遼平さんです。 香田さんは、幼少期を過ごした祖父母の家に特別な思いを抱き、その家を宿泊施設として再生することを決意しました。彼自身、東京でクリエイティブ業界の第一線で働き、数々の賞を受賞していました。そんな忙しい日々の中で日常から離れ、心のリセットが必要な時にこの家に帰ってきていたそうです。その経験が、「こもる」というコンセプトを生み出すきっかけとなりました。
香田さんはインタビューで、「この宿は、訪れる人々が自分自身と向き合い、思索にふけるための場所であってほしい」と語っています。彼は、日々の忙しさから離れ、自然の中でゆっくりと時間を過ごすことが現代人にとって必要な贅沢であると感じており、それを五所川原の静かな環境で提供したいという想いでこのプロジェクトを進めました。
宿の特徴の一つとして、枯山水を取り入れた客室が挙げられます。これは、目に見える景観ではなく、内なる思索に重点を置くデザイン理念を反映したものです。客室内にしつらえられた枯山水は、静かで落ち着いた空間を演出し、宿泊者が外界から切り離され、自分自身に向き合う時間を提供します。 また、特別なランドマークや景観がないことが逆に宿の魅力となっており、訪れる人々は自然と自分自身に集中することができます。
客室にはTVはもちろんなく、特別なアクティビティもありません。代わりに、心ゆくまで客人がこの時間を楽しめるよう、いくつかの古書があり、文机があります。それが「こもる」の真髄であり、目指す新しい宿泊体験です。
スポット名 | こもる 五所川原 |
住所 | 青森県五所川原市梅田字福浦40-1 |
電話番号 | 05055272875 |
営業時間 |
チェックイン:15:00−18:00 チェックアウト:10:00 |
公式サイト | こもる五所川原 |